タテヨコ質問は問題解決の第一歩

《総務》タテヨコ質問は問題解決の第一歩。

問題解決の技法として「タテの質問」で掘り下げ、「ヨコの質問」で全体像をあぶり出す方法がある。

本当の原因「真因」を発見するにはトヨタの大野耐一氏の 「なぜなぜ5回分析」が有名である。

 

タテの質問をなぜなぜと5回掘り下げることで本当の問題を見つけることができる。

しかしそれだけでは複雑に絡み合った問題を解きほぐすことができない場合がある。「タテの質問」でほぼ解決策が見える原因が見つかったら「ヨコの質問」をすることが肝要である。
「ヨコの質問」は問題の全体像を把握することが目的である。問題の何を解決すれば満足できるのか、その原因が解決できると、この問題はすべて解決できますか?と問うことで視野が拡大され漏れがなくなる。

タテの質問5回、ヨコの質問に転じてその原因が解決できるとこの問題はすべて解決できますか?である。是非試していただきたい。

多くの中小企業では問題が発生すると原因を人に求める。

特に中小企業の経営者にその傾向が強い。人に原因を求めていけば、当人に責任を取らせるなり懲罰を加えればおしまいとなる。

ところが実際は原因の多くが環境にあり、その原因の根本に設備や労力追加などの対策を意図的に怠る経営者が存在する。犯人捜しを行う理由は真犯人を隠蔽することにあると言えなくもない。

問題の真因を追求する手法や仕組みはあまたある。タテヨコ質問に限らず、是正といえば真因を探しその原因を除去し再発しないことを確認することである。

真因を追求しすぎて経営者を除去するようなことでは本末転倒の笑い話になるが、再発させないための本当の原因は深くて大きなところに存することがよくあると言わねばならない。

タテヨコ質問は効果があるが使い方を誤らないことが必要である。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です