《情報システム》システム障害は事業活動の大きなリスク。
ある会社の事例でいうと、落雷で雷サージと呼ばれる過電流がシステムのネットワークと電話回線の中を流れPCは6台、電話は5台使用できなくなった。
システム担当が幸いに中古マシンをフル活用し一部部品購入による応急処置でPCは5台まで復旧した。
一台は全く手が付けられずメーカー修理となったが業務に特段の支障を出すことなく乗り切れたことは幸運であった。
この例のように
常にシステムはリスクと隣り合わせであり、システム障害は事業継続に重大な影響を与える。
各企業ともバックアップの重要性は認識しているが、USBメモリを使用したバックアップ管理手法は情報漏えいリスクを伴うため見直したい。
どの企業にも社内には基幹文書、重要文書、活用文書、普通文書の区分けにより重要度区分によるバックアップ体制をルール化することである。
バックアップを行う場所と手法はファイルサーバ内もしくは仮想化したサーバ内にバックアップスペースを新たに設置するかを検討中するのがよい。
いずれの場合もフルバックアップを行うと多大な時間を要するので差分バックアップ
を習慣化するルールを考えることだ。
情報・文書は会社の資産である。文書の要不要を明確にし無駄のないバックアップシステムを構築し、システムの可用性・信頼性・保守性を確保するため VRM
(Vital Records Management)を設計する。