《総務》半期レビューは目標達成に向けて必須である。
企業は年度ごとに会社の方針を決めて事業戦略を立てる。
会社の方針を実現するために各部門はそれぞれ独自も目標を設定し、実現に取り組む。
さらには社員一人一人に部門目標達成に向けて取り組むべき個人目標を設定する。
目標は設定するだけでは実行できない。
各自の目標は全員の前で発表させ実現を約束させる決意表明が必要である。
そして各部門において目標の達成度合いを検証することが必要である。未達の場合はさらなる目標の再設定が必要であり、PDCAを回しつつ進捗確認を怠らないように実施する。
中でも半期レビューの重要性をご理解いただきたい。通期で目標を達成するためには半期できちんとレビューを行い次の2点を明らかにし書面で上司と共有しなくてはならない。
1点目は今期の目標に対する現状の到達度合いを確認することである。
2点目は上期の未達分を含めて下期の行動計画を具体的に修正することである。
PDCAの実践におけるCAでとは現状認識と軌道修正である。
多くの企業では上記の2点目のところが踏み込み不足であり修正行動目標の提出を求めてこなかったことが未達要因になったと考えている。
目標を意識して軌道修正しながら達成する習慣を身につけるため半期のレビューの結果を部門ごとにとりまとめ総務で検証し、経営者に報告する仕組みを構築する。
さらにはその結果を人事評価に反映させることである。
ルールが明確になれば人は達成の方向に向かって努力することが苦痛でなくなるのである。