VI(ビジュアル・アイデンティティー)の理解と浸透。

《経営》VI(ビジュアル・アイデンティティー)のマニュアルを作成した。

VIとはもともとCIの一部でありその内容を分割すると

・MI/Mind identity(マインド・アイデンティティ)…企業の考え方、

・BI/Behavior identity(ビヘイビア・アイデンティティ)…企業の行動、

そしてVI/Visual identity(ヴィジュアル・アイデンティティ)…企業の可視化である。

VIをリセットしたということはMIとBIのリセットも伴う必要があるということである。

CIの狙いは会社に対する社員の認識と社外の人間が会社に対して持っている認識を一致させるもののことであり会社の個性・目標の明確化と統一を図り、これを社内外に印象づけるための組織的活動である。

ここが最も重要なところであり、デザインだけの整理ととらえると道を誤ることになる。

考え方も行動も変えていかなくてはならないということをご理解いただきたい。

無論言うまでもないことであるが勝手に色を変えたり、マークとロゴの配置や比率を変えたりしては「アイデンティティ」としての意味がなくなる。

VI管理部門の窓口を設置して管理していくことが企業イメージを守るために重要である。

しかしながら中小企業は企業規模が小さいにもかかわらず、VIが社員に理解されおらず、知らないうちに逸脱が始まる。

購買のように発注窓口でさえ企業文化ができていないとVIを理解していないケースを頻繁に見かける。ましてやCIなど夢物語でもある。

企業イメージの統一性、企業のアイデンティティーなど中途採用の寄せ集め集団に浸透させることは難儀な話である。

しかし、繰り返し指導し認識を深める努力を怠ってはならない。

企業の成長とともに理解できる社員は自然と増加してくるものである。ブランドと企業イメージを背負っていることを理解させるには企業の経営者が率先して取り組まなければならない。

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